皆さん、こんばんは。
前回は特定名称酒を知る上で大事な、
精米歩合の説明したので、
今回は特定名称酒の話をしていきます。
「吟醸酒」や「純米酒」といった単語が
ラベルに書いてあるのをみたことはあるでしょうか。
それらは、日本酒の中でも特定名称と言われ、
酒類業組合法によって表示が定められています。
特定名称酒は8種類あるのですが、
前回に話した「精米歩合」が、わかっていると
理解が早くなるかと思います。
文だけだと、かなりごちゃごちゃになると思い、
画像も用意したので、
納得するまで、ゆっくりと
自分の中に落とし込んでいってください。
では、説明していきましょう。
まず、特定名称の8つを紹介します。
・純米酒
・純米吟醸酒
・純米大吟醸酒
・吟醸酒
・大吟醸酒
・本醸造酒
・特別本醸造酒
・特別純米酒
の8つがあります。
この中の、
区分が出来そうなポイントに
気付いたでしょうか。
そうです!
純米
というのが付いているか付いていないかで、
2タイプに分ける事ができます。
日本酒の使用原料は、
お米と米麹が必須で
そして醸造アルコールというものを
添加するかしないか、です。
醸造アルコールを添加すると、
本醸造酒タイプに
添加しないと、
純米酒タイプになります
次に精米歩合。
本醸造酒タイプから、みていきます。
精米歩合が
70%以下で本醸造酒
60%以下で吟醸酒
50%以下で大吟醸酒
60%以下 又は 特別な製造方法で
特別本醸造酒と
名を付けることができます。
次に純米酒タイプ。
基本的には本醸造酒タイプと、
大体同じ分け方なのですが、
純米酒タイプは、
必ず頭に「純米」と付きます。
精米歩合が、
50%以下で純米大吟醸酒
60%以下で純米吟醸酒
精米歩合の規定無しが純米酒
精米歩合60%以下 又は 特別な製造方法が
特別純米酒
と名をつけれます。
気付いたでしょうか。
本醸造酒タイプでは、
精米歩合に70%以下の括りがあるのに
純米酒は、なぜ規定無しとなるのか。
これは2004年の1月1日に純米酒の精米歩合規定が
撤廃されたのが理由だそうです。
そして、他にも規定があり、
規定に当てはまらないお酒は
普通酒
と呼ばれます。
ちなみに、普通酒と特定名称酒の
流通割合は、
普通酒が7割
特定名称酒が3割で、
まだまだ普通酒の流通が多いようです。
説明は以上です。
第9回の分け方と合わせて読んでみると、
自分好みの日本酒が少しずつ見えてきて、
居酒屋や酒屋に行って日本酒を見る時の
ポイントが変わるかもしれません。
今回はここまで!!
・まとめ
純米酒タイプと
本醸造酒タイプがある
その分け方は
醸造アルコールが
添加されているか、いないか
これを覚えると
日本酒の見方が変わる
#そのための日本酒!!